60歳で定年を迎え、これからはフリーランスとして無職生活が始まる。
なんとも不思議な響きだけど、これが現実だ。会社に勤めていたときのような安定した収入はもうない。
4月1日から、いよいよ固定収入がゼロになる。
とはいえ、まったくの無収入というわけでもない。
ブログアフィリエイトで月に約1万円、YouTubeの広告収入でだいたい8000円ほど。そして退職年金は60歳からもらうことにしたので、月6万円の見込みがある。
ただ、すべて合わせても、月10万円には届かない。このままでは正直、生活はかなり厳しい。
これまでの生活は、ある程度の収入があって成り立っていた。住宅ローンも完済し、子どもたちも独立したとはいえ、光熱費や食費、通信費など、生活にかかるお金は決して少なくない。
病院にかかる機会も増えてくる年齢だし、急な出費にも備えておかないと不安だ。そう考えると、今の収入では不十分であることを痛感する。
これからどう生きていくか、改めて考え直さなければならない。
YouTubeもブログも、自分の発信が誰かの役に立ったり、楽しんでもらえたりするのは嬉しいし、やりがいも感じている。ただ、それだけで生活が成り立つかというと、まだまだ道のりは長そうだ。
今後はもう少し戦略的にコンテンツを作っていく必要があると思っている。動画の更新頻度も上げたいし、ブログもテーマを絞って情報の質を高めたい。
もちろん、そう簡単に結果が出るものではない。地道な積み重ねが大事だとわかってはいるけれど、焦りもある。収入がないという現実は想像以上にプレッシャーが大きい。そうなると、やはりアルバイトも視野に入れておかないといけないなと思っている。
週に数日でも、ちょっとした仕事で収入が得られれば、それだけで気持ちに余裕が出るかもしれない。
理想を言えば、好きなことをして生きていきたい。
でも、現実を無視して夢ばかり追っても仕方がない。最低限の生活を守りながら、自分のやりたいことをどうやって形にしていくか。これからが本当の勝負だと思う。
60歳からの人生、まだまだ終わりじゃない。
むしろ、ここからが新しいスタートだと思っている。焦らず、でも甘えず、地に足をつけてやっていこう。今までとは違う時間の流れの中で、自分らしく生きていけたらそれが一番いい。
人生の後半戦を、できるだけ悔いなく過ごすために、今日も一歩前へ進んでいこうと思う。
