今朝のNHKニュースで、五月病について特集していました。
そういえばもう5月病ってまだあるんだなぁと思いました。ちなみに、五月病というのは正式な病名ではないそうです。
新年度が始まってから1か月くらい経って、環境の変化やストレス、疲れが一気に出てくる時期にあたるので、心や体に不調を感じる人が多くなるようです。
原因としては、やっぱり「環境の変化」によるストレスが一番大きいみたいですね。
就職や転勤、引っ越しなどで生活リズムが変わったり、人間関係の中で気を使いすぎたりして、無理を重ねてしまうのだそうです。

特に、4月に頑張りすぎた人ほど5月に反動が出やすいといわれています。また、ゴールデンウイークで一度リズムが崩れたあと、急に日常に戻されることで、心と体のギャップがうまく埋められない、というのもあるようです。
私は現役のサラリーマン時代、ゴールデンウイークも仕事でしたし、その他の日も長時間労働に低賃金で、正直言うと五月病になる暇すらなかったです(笑)。
当時は「とにかく働け」の時代で、体調よりも根性が優先されるような空気もありました。
でも今は違いますよね。最近の若い世代は、退職代行サービスなどもあって、無理だと思えば早めに会社を辞めることもできますし、自分のメンタルを守るという考えがずいぶん広まった気がします。
とてもいい傾向だと思います。
それでも、やっぱりメンタルは誰でも揺らぐものなので、五月病の対策は意識しておいたほうがいいと思います。たとえば、朝の光を浴びるだけでも、体内時計が整って自律神経が安定しやすくなるそうです。
軽い運動もストレスを軽減するのに効果的だと言われています。
それから、休みの日に家にこもりすぎず、少し外に出て自然に触れることも気分転換になりますよね。
あとは、あまり「自分はこうあるべき」とか「みんなはもっと頑張ってるのに」と思いすぎないことも大事だと思います。周りと比べると、自分にダメ出しばかりしてしまって、余計に疲れてしまいますから。
少しでも「疲れたな」と思ったら、思い切って立ち止まっていいと思います。
自分のペースを守ることって、簡単じゃないですけど、本当に大切なことですね。
昔の自分にはそれができなかったけれど、今は「ちゃんと休むことも、仕事のうち」と思えるようになりました。
みなさんも、無理せず、今の自分を大事にしながら5月を過ごしてほしいなと思います。
