60歳からFXを始めたけど昨日、2025年5月12日のドル円相場は、まさに“嵐”のような動きを見せました。
FXをやっている人たちの間では、大勝ちしてニヤけている人と、大損して青ざめている人が真っ二つに分かれた日だったと思います。
私自身、1分のタイミングの違いで利益を逃したり、逆に大損をギリギリで回避したりと、まさにスリル満点の1日でした。
「スキャルピング(超短期取引)って面白いけど、めちゃくちゃ怖いな…」と改めて痛感しました。
FX初心者ビックリ!急激な円安

FX初心者の私はまだよく分からないままトレードしていました。
板の動きを見ながら、下がったから上がりそう。
上がったからそろそろ下がりそうという素人レベルです。
朝から動きが激しかったので、
この日の円安は偶然ではありません。背景には、アメリカと中国の“貿易協議の進展”という大きな材料がありました。
円相場 1ドル148円台まで値下がり 米中協議合意でドル買い進む
2025年5月12日 18時11分 発表
東京市場では、日中は1ドル=146円前後で比較的落ち着いて推移していました。
ところが午後4時、米中の政府がスイスでの貿易協議で「90日間、追加関税の一部を停止する」と発表。
これが一気に市場を揺さぶりました。
それまでの“米中対立リスク”が一気に和らぎ、「ドル買い・円売り」が加速。
結果として、わずか数時間で1ドル=148円台まで円安が進むという異例の展開に。
午後5時時点では、前週末比で2円76銭も円安ドル高になっており、ユーロに対しても円は軟調でした。

FXトレーダーが知っておくべきこと
こういう大きな値動きは、たしかにチャンスです。でも、裏にある“情報”を知らないと、単なるギャンブルになります。
「なんで急に動いたのか?」
「どんなニュースが引き金になったのか?」
——こういった背景を押さえておかないと、FXは本当に危険です。
今回のような地政学的・経済的ニュースは、チャートだけ見ていても分かりません。
リアルタイムの情報収集、経済ニュースのチェックは、FXトレーダーとして欠かせません。
FX初心者がもし“148円で売っていたら”
昨日の私の実際の取引
昨日の私の実際の取引では、以下のような結果でした。
- 取引①:1,000通貨、145.900→146.118(利益+218円)
- 取引②:5,000通貨、146.060→146.090(利益+150円)
- 取引③:5,000通貨、145.910→146.070(損失-800円)
→ 合計損益:-432円
しかし、もし“すべてを1ドル=148円で決済売”できていたとしたら…?
簡単に試算してみました。
▼ 取引①(1,000通貨:145.900 → 148.000)
差額:2.100円 × 1,000通貨 = +2,100円
▼ 取引②(5,000通貨:146.060 → 148.000)
差額:1.940円 × 5,000通貨 = +9,700円
▼ 取引③(5,000通貨:145.910 → 148.000)
差額:2.090円 × 5,000通貨 = +10,450円
★もし全部148円で決済していたら?
合計利益:+22,250円
(実際との差:+22,682円の違い)
たった数時間の違いで2万円以上の差!
いや〜正直、これは悔しい…。
でも、逆に言えば「損して終わらなかっただけマシ」とも言えるのかもしれません。
スキャルピングはタイミングが命。
チャートの読み、ニュースの感知、そして「待てるかどうか」で、これだけ結果が変わります。
初心者の少額での投資でこれなので、100万円単位、1000万円単位で投資している方は
かなりの額だったでしょうね。

学び:「利益確定は“焦らず、でも慎重に”」
ニュースで動く相場は、上にも下にも“振れ幅がでかい”です。
今回は結果的に148円台まで伸びたけど、逆に急落してたら…なんて考えると、それもまた怖い。
「利益を伸ばす」と「リスク管理」のバランス、本当に難しいですね。
今回のように「もし◯◯円で売ってたら」って思うこと、ありますよね?
でもそれを次に活かすのが、トレードの醍醐味だとも思っています。
今回、タイミングを少し逃して大きくは儲けられませんでしたが、逆に大損しなくて済んだのは幸運でした。
でも、もっと冷静に動けていれば……と反省もしています。
FXは感情に飲まれると、ほんの1分で人生変わるレベルの損益が出ます。
改めて「情報」と「メンタル」、この2つの大切さを思い知った1日でした。
