昨日、久しぶりに実家の山へ足を運びました。
山の空気は変わらず澄んでいて、季節の移ろいを肌で感じられる、あの静けさと豊かさ。
そんな中でふと目に留まったのが、梅の木に実った小さな緑の実でした。
ここ数年は実がならず、「もうこの木も年かな」なんて思っていたのですが、
今年はしっかりと実を付けてくれていました。
目次
梅の実で子供のころの記憶がよみがえる

梅の実を見た瞬間、懐かしい記憶がじわっと蘇りました。
子供のころ、じいちゃんとばあちゃんに連れられて、
脚立にのぼったり、ざるを持って追いかけっこしたりしながら梅を収穫したあの夏の光景。
あの頃の自分と、今の自分。
還暦を迎えたこの年に、梅の木がまた実をつけてくれたことが、なんだか胸に染みました。
梅の収穫時期っていつ?

梅の実の収穫時期は、地域や気候によって多少前後しますが、
一般的には5月下旬〜6月中旬ごろがピークと言われています。
梅の用途によっても、収穫のタイミングが異なります。
- 青梅(梅酒・梅シロップ用)…5月下旬~6月初旬、まだ青く硬い状態
- 完熟梅(梅干し用)…6月中旬ごろ、黄色くなって甘い香りが出てきたら
今年の梅も、まだ少し青かったので、もう1週間ほど様子を見てからの収穫が良さそう。
還暦の節目に、自然の恵みをいただく喜び
60年。干支が一回りして、また“元に戻る”還暦。
そんな節目の年に、梅の木が実をつけ、再び私に「今年も収穫できるよ」と語りかけてくれたような気がしています。
今年は梅酒か、梅干しを久しぶりに手作りしてみようかな。
そして来年は、もっとたくさん実ってくれたらいいなと願いながら、
収穫時期を間違えないよう、もう少しだけ見守ろうと思います。
自然のリズムに合わせて、ゆっくりと。
今年の梅の実は、そんなメッセージを私にくれた気がします。
